GMATとは

GMATとは、Graduate Management Admission Testの略で、ビジネススクール(経営大学院)への入学希望者を対象に行われる入学適性テストです。日本国内のMBAプログラムではあまり必要がありませんが、海外、特に欧米のビジネススクールに入学するためには、TOEFL同様に必ず攻略しなければならない関門です。現在、GMATは6,000校を超えるビジネススクールのプログラムで採用されています。




GMATの目的は、ビジネススクールのクラスとその後のキャリアにおいて、生徒が高いパフォーマンスを出せるということを証明することです。ビジネススクールに入学すると分かりますが、大量のレポート、読書課題、クラスでのディスカッション。グループワークを通じた各種分析などが日々のクラスで求められます。GMATでは、これらの要求に生徒が応えられる素養を持っているかどうかという適正をGMATは測ることができます。

GMATの試験構成は?

GMATの試験構成は以下のようになっています。

ライティング(AWA):30分、1問
総合分析能力テスト(Integrated Reasoning):30分、12問
数学能力テスト(Quantitative/Math):75分、37問
言語能力テスト(Verbal):75分、41問

このうち、総合分析能力テスト(Integrated Reasoning)は比較的新しいテストで、2012年6月に新しく追加されています。ライティング(AWA)と総合分析能力テスト(Integrated Reasoning)は数学能力テスト(Quantitative/Math)と言語能力テスト(Verbal)からはそれぞれ独立した試験になっていて、1−8までのスケールで評価されます。

一方、数学能力テスト(Quantitative/Math)と言語能力テスト(Verbal)は両方のスコアの合算で最終スコアが決定する仕組みなっていて、最高得点が800点となっています。一般的にハーバードなどのトップスクールに留学するためには最低でも700点オーバーが必要だと言われています。

GMATの受験回数は年間5回まで

GMATの受験で注意しなければならないのが、受験回数制限で12ヶ月間に5回までしか受験できない仕組みになっています。さらに、前回の受験以降31日を過ぎていることが必要です。

そのため、GMAT受験をされる方は、受験されるビジネススクールの出願期限をよく確認した上で、GMATの受験スケジュールを組んでいく必要があります。また、私が合格したMBAプログラムもそうですが、出願期限は1月15日と決まっていますが、スコアの提出は3月末まで待ってくれる、というようなビジネススクールもあります。期限についての詳細は、Admission Officeによく確認しておきましょう。

GMATはComputer Adaptive Test (CAT) 方式で実施

GMATは Computer Adaptive Test (CAT) 方式で実施されます。Computer Adaptive Test (CAT) 方式とは、受験者の正答率によって出題される問題の難易度が変わる仕組みのことで、一番最初に中級の問題が出題され、回答するごとに難易度が上がって行く仕組みになっています。逆に、不正解の場合は問題の難易度が下がっていきます。GMATにおいては、最初の10問前後が最重要と言われており、この最初の10問に正解し続ければ、その後回答できなかったとしても一定のスコアが出やすい仕組みになっています。イメージとしては以下のグラフのような感じです。

CAT

グラフを見てわかる通り、前半の正答率が低くなると、後半でいくら正答率をあげても挽回は不可能というのがこのCATシステムということになります。最初の数問は、細心の注意を払って取り組むことが求められます。

GMATの受験費用

GMATの受験費用は250ドルです。ドルということは、為替の影響を受けるということで、円高になると安くなりますが、円安になると高くなります。